ポケットモンスター ピカチュウ GB版 → Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ Switch版
1998年の『ポケットモンスター ピカチュウ』と、2018年の『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』を比較します。カントー地方の旅と相棒の関係を軸に、野生ポケモンの出会い方、捕獲操作、2人協力、Pokémon GO由来の仕組みまで18項目で整理します。
この比較から分かること
Let’s Go!は、赤・緑ではなく『ピカチュウ』を直接の親にした再構成型リメイクです。ピカチュウ版の「主人公に付き添う相棒」という発想を、相棒との触れ合い・着せ替え・専用技・騎乗・別の手持ちポケモンの連れ歩きへ広げながら、捕獲はPokémon GO型、進行は本編RPGとして組み直しました。第7世代の要素を全部足した作品ではなく、初代らしいシンプルさを残すために採用範囲を選んだ点が特徴です。
この比較の独自の見どころは、Let’s Go!を「初代の3D化」だけでなく、ピカチュウ版の相棒性をゲーム全体へ拡張した再構成として見ることです。ピカチュウ版では1匹のピカチュウが主人公についてくることが特別でした。Let’s Go!では、その発想を相棒との触れ合い、着せ替え、専用技、騎乗、手持ちポケモンの連れ歩きへ広げました。一方で、特性・持ち物・タマゴのような後世の要素はあえて全面採用せず、初代系の分かりやすさとPokémon GO型の捕獲を両立させています。
この作品の差は、ポケモンを捕まえる一回の操作と、育てて戦う本編の循環を分けて見ると整理しやすくなります。Let’s Go!は野生ポケモンの捕獲をPokémon GO型へ寄せつつ、ジム・四天王・相棒というピカチュウ版の進行を残しました。特性・持ち物・タマゴを全面採用しなかったのも不足ではなく、初代由来の分かりやすさと、家族・新規プレイヤーが参加しやすい捕獲体験を優先した設計として読めます。
最終更新:2026年9月26日
作品の系譜
- 1996年2月27日 ポケットモンスター 赤・緑:カントー地方を舞台に、ポケモンを捕まえて育て、ジムとポケモンリーグへ挑むシリーズの出発点。ピカチュウ版とLet’s Go!の遠い基礎になる。
- 1998年9月12日 ポケットモンスター ピカチュウ:赤・緑を元にした別バージョン。アニメ由来のピカチュウのキャラクター性、最初の相棒、主人公を追従するピカチュウなどを加えた今回の直接の親版。
- 2018年11月16日 Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ:ピカチュウ版を土台に、カントーを3D化し、Pokémon GO型の捕獲、相棒の拡張、2人協力、メガシンカなどを組み合わせたNintendo Switch作品。
18項目で見る新旧の違い
- グラフィック|1998 GB原作:ゲームボーイの2Dドット表現|2018 Switchリメイク:カントーをフル3Dで再構成し、キャラクターとポケモンを立体化|ピカチュウ版(原作):限られた画面内で地方を表現
- カントー地方|1998 GB原作:赤・緑を基準にしたカントーを旅する|2018 Switchリメイク:基本構成を継承し、町・道路・施設を3D空間として再設計|ピカチュウ版(原作):カントー地方を舞台にする構成
- メインストーリー|1998 GB原作:赤緑系の進行にアニメ由来のイベントを加える|2018 Switchリメイク:ピカチュウ版の主要な流れを継承し、人物・演出を再構成|ピカチュウ版(原作):ジムとポケモンリーグを目指す旅
- 主人公・ライバル|1998 GB原作:主人公とオーキド博士の孫のライバル|2018 Switchリメイク:新主人公と、友好的な新ライバルを配置|ピカチュウ版(原作):ライバルと競いながら進む
- 最初の相棒|1998 GB原作:ピカチュウを固定で連れて旅立つ|2018 Switchリメイク:ピカチュウ版ではピカチュウ、イーブイ版ではイーブイが相棒|ピカチュウ版(原作):相棒を選ぶのではなくピカチュウ固定
- 相棒の進化|1998 GB原作:主人公のピカチュウは進化を嫌がる|2018 Switchリメイク:相棒ピカチュウ/イーブイは進化せず、専用技と衣装で個性を拡張|ピカチュウ版(原作):相棒をキャラクターとして扱う
- 連れ歩き|1998 GB原作:主人公を追従するのはピカチュウのみ|2018 Switchリメイク:相棒に加え、手持ちから別のポケモンもフィールドへ出せる|ピカチュウ版(原作):1匹の相棒を追従させる設計
- ポケモンに乗る|1998 GB原作:フィールド上でポケモンに乗る仕組みはない|2018 Switchリメイク:一部のポケモンに乗って移動できる|ピカチュウ版(原作):搭載なし
- 野生ポケモンの表示|1998 GB原作:草むらなどでランダムに遭遇|2018 Switchリメイク:フィールド上に野生ポケモンが見えるシンボルエンカウント|ピカチュウ版(原作):見えない遭遇を前提に探索
- 通常の野生戦|1998 GB原作:遭遇後にバトルをしてから捕獲|2018 Switchリメイク:原則として直接捕獲へ入り、捕獲が育成にもつながる|ピカチュウ版(原作):バトルを経て捕獲する流れ
- 捕獲操作|1998 GB原作:メニューからモンスターボールを選択|2018 Switchリメイク:Joy-Conやボタンで狙い、Pokémon GO型の投球操作|ピカチュウ版(原作):コマンド選択型の捕獲
- 経験値|1998 GB原作:主にバトルで経験値を得る|2018 Switchリメイク:捕獲でも手持ち全体へ経験値が入る|ピカチュウ版(原作):戦闘を中心に育てる
- バトルシステム|1998 GB原作:第1世代の技・タイプ・能力ルール|2018 Switchリメイク:初代の分かりやすさを残し、後世の表現や一部仕様を導入|ピカチュウ版(原作):第1世代のルールを基準にする
- 特性・持ち物・タマゴ|1998 GB原作:当時は未実装|2018 Switchリメイク:第7世代時点の要素をすべては導入せず、初代系のシンプルさを維持|ピカチュウ版(原作):未実装のまま
- フィールド技|1998 GB原作:手持ちポケモンにHM技を覚えさせる|2018 Switchリメイク:相棒専用のヒジュツへ置き換え、技枠の消費をなくす|ピカチュウ版(原作):技を移動手段として使う設計
- 登場ポケモンと追加要素|1998 GB原作:第1世代中心で、ピカチュウ版由来の要素を収録|2018 Switchリメイク:メガシンカ、アローラのすがた、メルタン・メルメタルなどを追加|ピカチュウ版(原作):カントーの151匹を中心にする
- 2人協力|1998 GB原作:通信交換・通信対戦はあるが、本編は1人用|2018 Switchリメイク:Joy-Conのおすそわけで本編を同一画面で最大2人協力|ピカチュウ版(原作):通信相手と別画面で遊ぶ
- クリア後|1998 GB原作:図鑑完成、ミュウツー、対戦・交換などが目標|2018 Switchリメイク:ジムリーダー再戦、マスタートレーナーズ、図鑑完成を追加・再整理|ピカチュウ版(原作):殿堂入り後の収集と強敵への挑戦
変更点・維持点
- Let’s Go!で大きく変わった点
- フィールド上に野生ポケモンが見えるシンボルエンカウントへ変更
- バトル中心だった捕獲をPokémon GO型の投球操作へ再設計
- 相棒との触れ合い・衣装・専用技・騎乗でピカチュウ版の相棒性を拡張
- 相棒以外の手持ちポケモンも連れ歩けるように変更
- Joy-Conのおすそわけで本編を同一画面の2人協力に対応
- メガシンカ、アローラのすがた、メルタン・メルメタルを追加
- ピカチュウ版から維持された核
- カントー地方を順番に進む旅の構成
- オーキド博士から図鑑を受け取り、ポケモンを集める目的
- ジムリーダー、四天王、チャンピオンへ進む本編の流れ
- ピカチュウを主人公の相棒として扱う発想
- 赤・緑系の地方・人物・ポケモンを基礎にした世界観
- 通信交換・対戦で一人用の図鑑を外へ広げる遊び方
画像と出典
画像は原作と後発版の違いを説明するための比較対象です。出典表示だけで利用許諾になるものではなく、画像の権利は各権利者に帰属します。削除・差し替え・出典修正の申し出があった場合は、対象を確認して対応します。
出典・確認元
- 任天堂公式:ポケットモンスター ピカチュウ:1998年9月12日の発売日、ゲームボーイ対応、ピカチュウの追従・表情、特徴紹介画像と原作タイトル画像の出典を確認。
- ポケモン公式:Let’s Go!公式サイト:2018年11月16日の発売日、Nintendo Switch、1~2人、通信機能、相棒、モンスターボール Plus、タイトル画像の出典を確認。
- ポケモン公式:商品情報:ピカチュウ版とイーブイ版の違い、出現ポケモンの差、モンスターボール Plusの別売り、対応機種を確認。
- ポケモン公式:冒険の途中で訪れる街々:マサラタウン、ニビシティ、ジムなど、画像1〜4の比較テーマに対応する舞台情報と画像5〜8の出典を確認。
- 任天堂公式:Let’s Go!の紹介資料:ピカチュウ版をベースにした作品であること、Pokémon GO型の捕獲、Joy-Conによる2人同時プレイ、モンスターボール Plusの概要を確認。
- 画像:公式ページ:画像1〜4は任天堂のピカチュウ版公式ページ、画像5〜8とタイトル画像はポケモン公式のLet’s Go!ページに対応。画像の掲載は各公式ページの情報・画像を参照したものです。出典表示は利用許諾を意味せず、画像の権利は各権利者に帰属します。削除依頼等があった場合は内容を確認し、必要に応じて速やかに掲載停止・差し替えを行います。